管理費をしっかり見直ししてみませんか?

マンションの管理費について

管理費の使いみち

マンションを購入されると、みなさんが当然のように負担する管理費。毎月、1万円近く、場合によってはもっと高い管理費を負担されている方もいます。皆さんから集められた管理費は、どのように使われているかご存知でしょうか。「管理員さんの人件費なんじゃないの?」そのとおりですが、それは、ほんの一部に過ぎません。大部分の管理費は、普段、みなさんが気が付かないところに使われています。例えば・・・

  1. 管理会社への費用(管理組合運営の補助・管理費等の出納業務等)
  2. 各種点検費用(エレベーター・設備・消防設備・機械式駐車場の点検等)
  3. 共用部分の光熱費(廊下の照明やエレベーター・給水ポンプ・機械式駐車場動力などの電気料金・水道料金等)
  4. 共用部分の日常的な修繕工事費用
  5. 共用部分の火災保険等

どれも、マンションを維持するうえでかかせない経費です。

グラフは、あるマンションの年間の経費をあらわしているのですが、年間1,270万円の支出が予算計上されていました。
1戸あたりでは毎月1.5万円程度ですが、マンション全体では、大きな金額となります。これだけ大きな支出コストのためには、相応の管理費が必要となってきます。

そもそも管理費は誰が決めるの?

マンションの販売時に、マンションの管理会社が、管理費の設定を行います。もちろん、ルールに則って、管理費を設定しています。法律や条例といった算出する基準がないため、必要経費(管理会社コスト+他のコスト+)⇒管理費として管理費を算出するのです。
その後、管理会社が管理費設定を含めた管理規約案について、マンション購入者(組合員)全員から同意を得て、管理費を設定することが一般的です。そもそも、管理会社が事前に管理費を設定しなければ、必要な管理費を集める時期が遅くなり、マンション入居早々、機能不全のマンションに陥ってしまうことになります。


効率的なことが運営上望ましいのですが、最初の設定の管理費のまま何年も継続することが一般的です。一方、最初から概算費用で管理費を設定しているため、多くのマンションでは、余った管理費をプールする傾向にあります。そうすると、何年かの経過後には、それなりの大きな金額になりますので、一見、管理費会計が潤沢にあるような感覚に陥ってしまい、支出に対する感覚が鈍くなってしまう場合もあります。
誰だって、自分のお財布に沢山お金があったら、「少しぐらい何とかなる……」と思いますよね。ましてや管理組合の場合、みなさんで集めたお金ですので、支出に対する感覚が、一層薄くなってしまいます。

赤字会計になったらどうするの?

現在設定している管理費で、管理組合の運営が賄えない場合は、二つの対応をとる必要があります。

  1. 収入を増やす(管理費等の値上げ・収益事業を行う・不足分を組合員から徴収する等)
  2. 支出を減らす

管理費等の値上げや、組合員から一時徴収することは、なかなか難しいことです。

また、収益事業を行う場合、税務面についていろいろと検討しなければなりません。マンションの場合、家計と同様に支出から見直すことが得策です。

管理費は誰が見直しするの?

管理組合と契約があり、普段から仕事をしている管理会社に、中立・公正な立場で、管理費の見直しを期待することは少し無理があります。何年も見直しされないまま、時間が経過し、とんでもない会計状況に陥ってしまうマンションも多いものです。毎年、赤字決算となって、これまでの貯金を切り崩しながら、どうにか運営しているマンションもあります。


では、誰が管理費の設定を考えるのでしょうか。


それは、管理組合の執行部である理事会(役員)で考えなければ話は進みません。


本来は、皆さんが時間や労力をかけ、納得する管理費を組合員全員で検討することがベストですが、マンションを購入てすぐに、一から管理費を検討することはほぼ不可能です。管理会社は、最初にみなさんの管理費検討の手間を手助けしたに過ぎません。そうであれば、入居後どこかのタイミングで、自分達の負担する管理費の設定を、皆さんで考える必要があると言えます。その対策が、よくある安易な管理会社変更ということではないのです。(管理会社との信頼関係が、崩れていれば別ですが……。)


決して、安易な管理コスト見直しではなく、将来、安心して暮らせる管理組合運営のためには、管理費見直しは避けては通れない道だと言えるでしょう。当事務所は、マンション管理士事務所として、中立・公正の立場から、皆さんの管理費検討のお手伝いをいたします。

管理コスト見直し支援サービス

マンション管理士事務所 として、マンションの将来を見据えた管理コストの見直しをご提案します。こんな場合に・・・

  1. 管理コストが適正なのか分からない。
  2. 管理会社に管理コスト見直しを相談したが、満足な回答が得られない。
  3. 管理組合の財政状況が赤字である。
  4. 修繕積立金の急激な値上げ提案がなされた。
  5. 修繕積立金が枯渇している。
  6. 管理会社に不満がある。
  7. 過剰なサービスを見直ししたい。

サービスの流れ

お問い合わせ

まずは、お問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。

お気軽にお問い合わせください。03-3518-6388受付時間 10:00-17:00 [ 土・日・祝日除く ]
※不在時はメッセージをお願いいたします。

お問い合わせ
STEP
1

現在の管理状況の精査

  • 契約内容の確認
  • 近隣相場との比較を行い現状把握
  • 現在のサービスレベルを分析
STEP
2

理事会にて共有・方針決定

  • 管理コスト状況の報告
  • 今後の方針を協議
  • 仕様の確認
STEP
3

管理会社・業者との打ち合わせ

  • 管理コスト見直し協力に関する申し入れ
  • 回答の確認
    ※回答内容によっては管理会社変更を検討する場合もあります。

STEP
4

総会審議

  • 必要な手続きについて、フォローします。
  • 場合によっては、総会決議が必要となります。

STEP
5

コスト反映の確認

見直しされた契約の履行確認を行います。

STEP
6

料金

積算方式か成功報酬方式を選択できます。

  • 積算方式:330,000円(税込)~
    ※マンションを調査のうえ、事前に見積書をご提出いたします。
    ※全戸配布資料の印刷代につきましては、ご負担をお願いしております。
  • 成功報酬方式:着手金220,000円 + 報酬金※年間削減金額の20%(税込)
    ※管理コストの見直しに成功した場合は、(年間削減金額の20%)を頂きます。成功しなかった場合、着手金のみで報酬金は発生しません。
    ※全戸配布資料の印刷代につきましては、ご負担をお願いしております。

サービス導入のメリット

管理コスト見直し支援サービスを導入することで、下記のメリットが得られます。

  1. 管理会社との信頼関係構築(管理会社変更を推奨するものではありません。)
  2. 第三者からの中立的な助言
  3. 管理サービス内容について把握
  4. 組合員の組合資産に対する意識向上
  5. 理事会役員の負担軽減
  6. 適正な管理コストの実現

このような管理組合におすすめです

理事長

管理コスト・収支に問題意識があるけれど、課題を一人で抱えている。

理事長

相談相手が管理会社だけなのでコストの相談をしにくい。

理事長

収支を改善したいけど、【安かろう・悪かろう】にはなりたくない。

理事長

コスト重視の組合員やサービス重視の組合員がいて、意見をまとめることが難しい。

お客様の声

都内 築4年 34戸 理事長

小規模マンションは早めに収支改善!

築1年目から役員を引き受け3年目に、理事長を引き受けることとなりました。最初から管理収支についてモヤモヤしたものを感じていたため、理事長就任を機に管理会社担当者に相談しましたが、積極的に取り組んでいただけませんでした。

セミナー講師をされていた四ツ谷マンション管理総合支援事務所(株)さんへご相談し、理事の皆さんのご了解を得て収支改善に取り組みました。

何度か管理会社担当者をまじえ協議し、収支改善の具体的な対応を実施することとなりました。結果的に管理会社を変更せずに、収支の改善を実現することとなり、大変満足しております。

管理会社担当者からは、具体的な助言があるため助かったとコメントを頂き、現在も良好な関係を築いております。スピード感もったご対応頂きありがとうございました。

関連記事

おかね
管理会社変更サポート
Seminar
マンション管理組合必須の項目をレクチャー
セミナー|公益財団法人まちみらい千代田|第一回マンション管理講座(基礎編)講師
おかね
大規模修繕工事検討のポイント
中央区|都市整備公社情報誌執筆|大規模修繕工事検討のコツ
おかね
管理委託契約見直し
中央区|都市整備公社発行 素敵にマンションライフ第38号 管理委託費の見直しのコツ 執筆
おかね
市原市セミナー風景渡邉講演
セミナー|習志野市マンション管理セミナー講師|管理会社との賢い付き合い方
Seminar
市原市セミナー風景渡邉講演
セミナー|千葉市マンション管理セミナー講師|マンション管理会社との賢い付き合い方